トルマリンの化学成分

テイファニー リングトルマリンは電気がある石と言われています。トルマリンの中でさまざまな成分元素が、混ざり合う、複雑な組成をした珪酸塩鉱物のグループ名です。
和名を「電気石」と呼ぶように、その両端に、プラスとマイナスの電極をもち、加熱することにより、静電気を帯びます。
この電気的な性質を発見したのは、アムステルダムの宝石商人、といわれています。
日なたに置いて、あったトルマリンが、埃を引きつけているのを見て、宝石商人たちは、その石をタバコの灰を吸い取るのに、使用したと伝えられています。
埃を引きつけていたのは、この石が和名で、「電気石」と呼ばれるほどの静電気です。
また、トルマリンに、多く含有されたナトリウム、マグネシウム、アルミニウムは、金属をイオン化する特性が、強いため、マイナスイオンが発生する、といわれています。
また、キャッツアイ効果をみせるものや、パーティーカラー変種が、みられることがあります。
パーティーカラーには、2色の「バイカラー」と3色の「トリカラー」があり、結晶を輪切りにした場合も、多色性をみせます。シルバー リング